これから開業を考えるとき、気になることのひとつが「開業にいくらお金がかかるのか」だと思います。開業届などの手続きに始まり、ホームページやロゴ、名刺の準備が必要になってきますが、これらを制作会社や専門家に頼めば、それだけでまとまった出費になってしまいます。
私は個人事業主として開業したとき、必要なものを一式そろえるのにかかった費用は6,150円でした。この記事では、私が開業するにあたり、実際にやったこと・かかった費用を書いていますので、「店舗や在庫を持たない自宅開業」を考えている方であれば、そのまま参考にしていただける内容になっていると思います。
開業費用の合計は6,150円
かかった費用の内訳は次の3つです。
- Claudeのサブスクリプション:3,000円/月
- 名刺の作成・発注:1,250円(50枚)
- ホームページのドメイン:1,900円/年
このうちClaudeのサブスクリプションには、ロゴ作成・ホームページ作成・サービス紹介の動画作成も含まれており、開業準備の実質的な「制作費」にあたります。私の場合は店舗や在庫を持たない自宅開業なので、PCとネット環境があれば1万円以下で一式そろうというのが、実際にやってみた率直な感想です。
ここからは、対応したことを順番に見ていきます。
開業届・口座・メール・屋号:手続きまわりは0円
開業届と青色申告承認申請書は、freee開業という無料サービスで作りました。画面の質問に答えていくと書類ができあがり、そのままe-Taxでオンライン提出できます。税務署に行く必要はありませんでした。
銀行口座とクレジットカードは、もともと2つずつ持っていたので、それぞれ片方を事業用に回しました。
事業用のメールアドレスは、Gmailで無料で用意しました。ホームページの問い合わせフォームからの連絡も、このアドレスに届くようにしています。
屋号は、あとから変更できます。なので開業届にはとりあえず本名を書いて提出し、そのあとじっくりClaudeと相談しながら決めました。
ブランドロゴ・バナー作成(Claude サブスク料金内)
屋号が決まったあと、ロゴとバナーをClaude Designというデザインツールで作りました。人間のデザイナーさんにいきなり「ロゴの案を20個ください」とは言えませんが、AIが相手なら20個でも30個でも出してもらえます。そこから気に入ったものに絞り込んでいく形で決めました。ホームページ用・スマホ用・SNS用と、サイズ違いの画像が一式そろうのも助かった点です。
ホームページ作成(Claude サブスク料金内)
ホームページはClaude Codeで自作しました。構成は、サービス紹介・ブログ・問い合わせページ・法務ページ(プライバシーポリシーと特定商取引法に基づく表記)というミニマムなもので、制作期間は約2週間です。いまご覧いただいているこのサイトがその成果物で、外注していないので追加費用はかかっていません。作り方の詳しい流れはホームページを自作した記事に別途まとめています。
サービス紹介動画作成(Claude サブスク料金内)
Claude Codeでサービスの紹介動画を作成しました。アニメーションを作り、それを画面収録して、DaVinci Resolveという無料の編集ソフトでBGMと効果音を足す、という流れで1分40秒の動画になりました。撮影もナレーションもないので、機材の準備も必要ありませんでした。
ドメイン取得(1,900円/年)
ホームページのドメインは、Cloudflareで1,900円/年で購入しました。ホスティングも同じくCloudflareで、こちらは無料の範囲に収まっているため、サーバー費用は払っていません。
SEO対策(0円)
SEO(検索エンジン対策)は、ホームページ側の設定とGoogle側の登録の2つを、どちらもClaude Codeに任せました。ホームページ側では、ページごとのタイトルや説明文、サイト全体の地図にあたるsitemap、アクセス計測用のタグなどを設定しました。Google側は、Search Consoleへのサイト登録とsitemapの送信、Googleアナリティクス(GA4)との接続です。
いまはSearch ConsoleとGA4をClaude Codeに連携させて、アクセス数など自分でチェックするのが大変な数字を、毎朝まとめて報告してもらう運用にしています。
名刺の作成・発注(1,250円・50枚)
名刺はCanvaで作って、そのままCanva内で発注しました。50枚で1,250円、3〜4日で自宅に届きました。
発注方法は、Canvaでの名刺作りを解説した記事を参考にしました。要点をまとめると次のとおりです。
- Canvaで作った名刺の印刷には、自宅プリンターで印刷する、Canvaから直接発注する、ラクスルなどの印刷会社に入稿する、といった方法がある。データの書き出しや入稿作業が要らないぶん、Canvaからの直接発注が一番簡単
- Canvaの名刺テンプレートは欧米サイズと日本サイズが混在しているため、日本サイズ(91mm×55mm)のものを選ぶ
- 発注前には、文字が小さすぎる・要素が見切れているといった印刷上の問題をCanvaが自動でチェックして知らせてくれる
私は「Canvaから直接発注」を選んだので、データの書き出しも入稿作業もなしで、デザインから注文までCanvaの中だけで完結しました。
まとめ
店舗や在庫を持たないビジネスであれば、開業に必要なモノをそろえるハードルはとても低くなっています。私の場合、手続きも制作物も含めて合計6,150円で一式そろいました。
ただ、ホームページやロゴはすぐ作れても、「顧客にどんな価値を提供するのか」「ニーズはあるのか」「自分の強みは何か」というビジネスの問いへの答えは、すぐには出ません。試行錯誤しながら、時間をかけて見つけていくものだと感じています。だからこそ、AIで作業を効率化して、浮いた時間を自分にしか答えの出せない問いに使うことが大事だと思っています。
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